…と思って書いていたんですが、普通にT4S1とS2の比較記事になっちゃいました。
①【T4の種類】
②【S1とS2の違い】
③【生地の違い】
④【タグの読み方/サイズのこと】
以上、4つの観点で紹介します。
輸入してみたら、サイズが合わないとか、仕様が思ってたのと違うとかで、かれこれ10着前後のT4を輸入してきました。
結果としていろいろなバリエーションに触れることができたので、それはそれでよかったのですが、できれば何もかも把握したうえで買えたらなと今でも思います。
これからT4買う人の参考になれば幸いです。
①【T4の種類】
本記事では、以下「T4」の呼称を使います。
T4にはそれなりに種類があります。
カンタンにまとめてみました。
※DやSは便宜上付したものなので、一般的には記載されません。
(用語解説)
・Daguet:砂漠迷彩
・CCE:森林迷彩
・Satin:リップストップがないもの(T4S2のノンリップは今のところ確認しておらず)
・Zone Temperee:温帯仕様≠砂漠、夏服以外の通常の生地=夏以外の全シーズン
・Zone Chaude:熱帯仕様
※リップストップの有無に関しては、時期的なものが大きいようなので、あまり確証を持てていません。
②【S1とS2の違い】
ざっくりいうと
S1は「戦闘に特化した豪華版」
S2は「勤務服・準礼服として使える簡略版」
といったカンジです。
画像で紹介します。
砂漠迷彩がT4S1D、CCEがT4S2Tです。
右腕の下を撮影したものですが、脇の下にあるベンチレーションがS2では省略されています。
・フード
S1にはフードを取り付けるボタンが襟周りについています。
余談ですが、本職の方は真っ先にフードを外すとかなんとか…。
・背中が違う
S1には背中の腰付近に大きなポケットがあります。
これT3にも見られた特徴です。が、S2では見事に省略されています。
中はこんな。
白の帯状のものはベルクロです。
S1に限り、このように背面ポケットの横スリットをあけるファスナーが付いています。
これは推測ですが、ベルトを通す用途かなんかじゃないですかね…。知らない。
といった具合に、S1のが機能盛りだくさんで良さそうにみえますが、S2にしかない機能もあります。
・ショルダーループ
③【生地の違い】
厚手のものと薄手のものの2つがあるとお考えください。
ZoneChaudeのジャケットがないため、パンタロンで説明します。
左がZone Chaude、右がZone Temperee。
Zone Chaudeに関しては、過去のフランス軍の熱帯服に見られる特徴を踏襲し、ヘリンボン織り風に作られています。
ヘリンボン織りは縦に模様が流れていくため、リップストップの格子を見たときに、Zone Chaudeは格子の縦の線がはっきりとしてきます。
反対に、Zone Tempereeは横の線がくっきりとしているのがわかると思います。
ただ、よーく見ると、///となっている列はありますが、それに対応する\\\の列がありません。
とはいえ、それだけの話しですので、あんまり見分けがつかないので、どちらでもいいと思います。
④【タグの読み方/サイズのこと】
本記事では、以下「T4」の呼称を使います。
T4にはそれなりに種類があります。
カンタンにまとめてみました。
(用語解説)
・Daguet:砂漠迷彩
・CCE:森林迷彩
・Satin:リップストップがないもの(T4S2のノンリップは今のところ確認しておらず)
・Zone Temperee:温帯仕様≠砂漠、夏服以外の通常の生地=夏以外の全シーズン
・Zone Chaude:熱帯仕様
※リップストップの有無に関しては、時期的なものが大きいようなので、あまり確証を持てていません。
②【S1とS2の違い】
ざっくりいうと
S1は「戦闘に特化した豪華版」
S2は「勤務服・準礼服として使える簡略版」
といったカンジです。
画像で紹介します。
砂漠迷彩がT4S1D、CCEがT4S2Tです。
間違い探しの要領で見ていきましょう。
・腕まわりが違う
右腕をアップにしました。
S1には、肘パッドを入れるポケットがありますが、S2では省略されています。
また、腕を締めるループもS2では省略されているのがポイントです。
・腰ポケットが違う
ミリフォト等でS1かS2かを瞬時に見分ける方法は、この腰ポケットだと思います。
S1には赤十字パッチ等を貼り付けるベルクロベースがありますが、S2では見事に削除されています。
・ベンチレーションがあったりなかったり
右腕の下を撮影したものですが、脇の下にあるベンチレーションがS2では省略されています。
・フード
S1にはフードを取り付けるボタンが襟周りについています。
余談ですが、本職の方は真っ先にフードを外すとかなんとか…。
・背中が違う
これT3にも見られた特徴です。が、S2では見事に省略されています。
中はこんな。
白の帯状のものはベルクロです。
S1に限り、このように背面ポケットの横スリットをあけるファスナーが付いています。
これは推測ですが、ベルトを通す用途かなんかじゃないですかね…。知らない。
といった具合に、S1のが機能盛りだくさんで良さそうにみえますが、S2にしかない機能もあります。
・ショルダーループ
S1になくてS2にあるもの、それがショルダループです。
本記事トップの画像のように、肩章などを取り付けられるのは、Felin戦闘服の中でもT4S2だけです。
あと地味に…・襟のベルクロが違う!
S1とS2でベルクロのオスメスが逆になってるのがわかりますでしょうか。
もっと細かいこと言うとサイズも違いますし、ネームパッチのメスベルクロも縫い方が違います。
これは、ミリオタが喜ぶただの仕様違いってだけではありません。
S1の場合はネームパッチのベースに右襟がくっついてしまうという、わりと鬱陶しい事象を解決した画期的な変更なのです。
という違いを踏まえた上で、T4S1とT4S2をお選びください。
厚手のものと薄手のものの2つがあるとお考えください。
ZoneChaudeのジャケットがないため、パンタロンで説明します。
左がZone Chaude、右がZone Temperee。
Zone Chaudeに関しては、過去のフランス軍の熱帯服に見られる特徴を踏襲し、ヘリンボン織り風に作られています。
ヘリンボン織りは縦に模様が流れていくため、リップストップの格子を見たときに、Zone Chaudeは格子の縦の線がはっきりとしてきます。
反対に、Zone Tempereeは横の線がくっきりとしているのがわかると思います。
とはいえ、それだけの話しですので、あんまり見分けがつかないので、どちらでもいいと思います。
④【タグの読み方/サイズのこと】
ここが一番大事です。
先にいうと、身長175cm痩せ型の自分は、81/88Cがいちばんぴったりでした。
81/88XCでも尚良しです。
ただ、Mサイズに関しては、肩幅も袖丈もブカブカでだめでしたね…。
さて
襟のあたりにこういうタグがあります。
これはT4S2Tで、上から
メーカー名「TRANSCONFECTION KAZANLAK」
製造年「2015年製」
被服の呼称「VESTE DE COMBAT T4 S2(T4S2戦闘ジャケット)」
仕様「3C リップストップ」
仕様②「温帯仕様」
番号「NNO…」
サイズ「81/81Cサイズ」
サイズ図
といった具合です。
よって、Zone TempreeのT4S2であることがわかります。
だいたい他の仕様でも同じですが、一部メーカーのT4S1は
のように情報が少ないときがあります。
おそらく、Paul Boye社のタグくらいだとは思いますが…。
タグ周りやセラーの宣伝文句で覚えておきたい単語は
・夏服に…
「outre mar」=海外(派遣)
「ete(été)」=夏
「sable」=砂 砂漠
「traitee antimoustiques」=防蚊
・冬服に
「hiver」=冬
みたいなのがありますので、参考程度に。
で、サイズですが。
先程の画像にある通りサイズが書かれていて、
すべてセンチメートルで、先頭の00/00が胸囲を表し、XC~Lが適合する背丈を表します。
胸囲は~81/88 89/96 97/104 105/112~の4つ。
背丈もXC(~158) C(159~168) M(169~178) L(179~)の4つ。
正直、背丈のところはあてにならないので、180cm以上のよっぽど背の高い人でもないかぎりはCサイズでいいんじゃないかなと思います。
いまは御徒町の某店にvesteが何着かあるそうなので、やっぱりサイズ感は実物でたしかめたほうがいいです。
さいごに…
個人的なおすすめですが、T4S2Tを一着持っておくと何かと楽だと思います。
冬は、下にChemise F1を着れば暖かいですし、夏はどうせUBAS着るので使わないですからね。
とはいえ、S1の機能性の高さも周りから一目置かれる豪華さなので、そのへんは完全に好みなるかと思います。
その他「T4のここが知りたい」ということがあれば、リプライ等でお送りください。
必要に応じて加筆します。
とりあえずここまで。
おわり