2015年11月11日水曜日

独仏合同旅団装備の基本2-1 -被服編・Tenue de Combat(CE)-

被服の中では基本中の基本となるジャケットについて。

各論は必要に応じて。



Tenue de Combat、早い話「戦闘服」

日本のショップだとよくF2と呼ばれるあのCE迷彩のジャケットです。

ちなみに、F2はこの戦闘服の型番を示すものではないので注意。

詳しいことは「戦闘服のF1とかF2って…」(I watch that)をご覧いただければと思います。

ちなみに、上記のブログの記事の最後のほうで触れられているCE迷彩のF1ですが、ヘリンボン織りの生地が特徴で、徽章を取り付けたりする際の略式の礼服として使用されている例がいくつかあります。



、サバゲ用に組んだのがこれ


CCEのF2(T31)
服の細かい仕様は今回の記事の趣旨ではないので、合同旅団の”らしさ”ポイントであるパッチにスポットをあてていきます。


  • 旅団章
これに惹かれて合同旅団装備はじめる人も多いと思います。
ドイツ・フランス合同旅団(Brigade franco-allemande)のパッチです。



縁の加工からして、ブンデスの一般的な徽章と同じ仕様だと思います。

ちなみに、サブデュードもあります。
同じ合同旅団を集めている方のコレクションを撮らせていただいたものです。
野戦訓練なんかだとサブデュードもそれなり多い感じ。



  • 国章
次に国章。



この2,5cm×5cmのせいでBFA装備が停滞する大きな原因になってるんじゃないかな?

なかなか手に入らない…というか、これをわざわざ出品する人がいないという一品。

正式名称は特にないので、プチ国章とかって呼んでます。
一枚目の組み立て例のように、両肩に取り付けるものとなっています。



取り付け位置は、肩口から5cmが目安ですね。

総武線沿線の某サープラスで買ったときは最初からベルクロベース付いてて楽でしたね。高かったけど


  • 連隊章(ひし形章)
またの名をロサンジュ。

連隊を表します。

数字がと色で連隊を表しています。
右上の青っぽいのが第3驃騎兵連隊(3e régiment de hussards)で、
その他はすべて第110歩兵連隊(110e régiment d'infanterie)です。



BCSなんかは、連隊番号が入っていないものを着用しているようです。


取り付け位置は、肩口から15cm。こちらは他の連隊でも同じ規定ですね。


  • ショルダータイトル
合同旅団だと第3驃騎兵連隊限定の話題。

正式な呼称はTitres d’épaule.だそうです。
外人部隊にもこういうのありますよね。文言は違うけど。



以前、これ買った時の記事があるので、取り付け位置などはそっちで…


だいたいこんな感じです。

他にも、Bosnieだとサラマンダーパッチとか、その他各派遣のパッチとかもいろいろあるけど、今回はあくまで基本なのでここまで。




この記事で一番伝えたかったのは「この独特なパッチの配置こそがBFAらしさであって、これを組むことがやっぱり楽しい」ということ。

ベレー章の向きや旅団章はドイツと統一していて、プチ国章など特殊なパッチを使っているなど、こんな贅沢なことはなかなか無いかと思います。


もし合同旅団の装備に興味を持ってくれた人がいたら、この特別感を存分に味わってもらいたいですね。


つづく…?



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