2016年9月21日水曜日

独仏合同旅団装備の基本3-2 -Rangers Félin-

もう時代はFélinなんですね。

銃も服も、そしてブーツも…。






ここ数年で急激に更新され始めたFélinなシリーズもの。

FA-MASのFélinは有名ですが、被服もTから始まるナンバリングのFélin戦闘服や、ヘルメット、ベストなど様々なものが”Félin化”しています。

今回の記事は、そのなかでもブーツ。




↑かつては”2バックルブーツ”なんて呼ばれていたRANGERSが主流でした。

それが



こんなゴアテックスのいかついブーツになってしまって。

【外観】

○横から



○靴底


イマドキなブーツになってます。

少なくとも今現在の、Félin T4着てるような一般歩兵装備では基本になってくると思います。
現に3RH、1RIにおいても使用が確認されています。


【気づいたこと】

○ひたすら硬い



特につま先のあたりがめちゃくちゃ硬いです。

普通の靴みたいに歩こうとしたら、転びそうになりました。
慣れれば問題ないです。


○種類(メーカー)について

いま手元にあるのは「Argueyrolles」製のブーツです。
他にもMEINDLなど複数メーカーが作っているようです。
靴底とタグ見ればだいたい判別できます。


○それっぽい履き方


(箱から取り出して真っ先に撮った画像)

近頃のFélinなパンタロンは、裾がキュッと絞られてないので、
こんな感じにダボっと履くとそれっぽいです。

テロがおきてから、VigipirateやOpération Sentinelleの動画が多くあがってますので、
そういった街頭警備の動画を参考にするとわかりやすいと思います。

↓参考動画





○また更新の予感

順次更新このRangers Félinに更新されていってますが、実はもう次の更新候補があります。

http://www.defense.gouv.fr/sca/metiers/chaussure-de-combat

HAIXの茶色いイカしたブーツ。

外人部隊なんかだと少しずつ配備が進んでいるとかなんとか。

じゃあこれは何なんだという感じもしますがね。


○サバゲで使ってみて


<メリット>
まず一番の感想は、旧RANGERSよりは断然履きやすいということです。
そもそも昔のが足に悪い設計ということもあるんですが。

それから、ゴアテックスなんで、拭くだけで汚れが落とせるのがうれしい。

現用感を感じることができる。

RANGERS特有の紐を巻き付ける履き方しなくていい。

靴磨きが要らない(人によってはデメリット?)など

<デメリット>
上述のとおり、靴が硬いのでしゃがみにくいです。

また、歩き方自体も膝を使って歩くというか、足の関節を全部固定してしまうので変な歩き方になります。

慣れの問題なんだろうけども。


【まとめ】
今すぐ急ぎで買うものではないとは思いますが、
ただ、Félin戦闘服着るなら自動的に揃えないといけないアイテム。
特にT4。

出回り初めで値段も安くないので、もうちょっと待ってみてもいいかもしれませんね。
たしか今年の夏前くらいに買って送込み20kくらいでした。

最近は1990年代ばっかりだったので、2000年を生きている実感がするいい買い物でした。


【おまけ】

ブンデスのブーツと一緒に。(左がフランス、右がブンデス)

比べてみるとFélinのがコンパクトにまとまっててスタイリッシュな感じ。
でもブンデスのはブーツらしさがあってそれもまたいいね。